【CES 2019参加記録】③その他面白かったサービス・プロダクト

テクノロジー

③ではヘルステック以外で気になったプロダクトを紹介します。やはり中心となっていたのは
AIスピーカー・スマート家電・スマートホームですね。5G、8Kもキーワードでしたがあまり興味がなかったのでここには載せてません。

1.スマートホーム

「とりあえず繋げる」が引き続きトレンドでした。あらゆる家電をBluetoothやWifiなどで接続してスマホからモニタリングしたり、AIスピーカから指示を出してハンズフリーでいろいろできる、というものです。

1-1.スマート家電(冷蔵庫、PC、車)

家電はたくさんありましたが、一番印象に残ったのは冷蔵庫です。機能としては①中の食材をスキャンして調理可能な料理とレシピをレコメンド、②ドアの部分がスクリーンになっており、そこにAmazonダッシュボタンが表示されていることなど。またAIスピーカビルトインのPCや車、空気清浄機、コーヒーメーカーもあって、例えば「Alexa、印刷して」「Alexa 、キーを開けて」というと自動で実行してくれるというのもありました。

スマート冷蔵庫。ドアにディスプレイがあり、レシピやダッシュボタンが表示される。
AIスピーカービルトインのデスクトップPC。音声だけで印刷をしてくれる。
AIスピーカーとコネクトしたコーヒーメーカーや空気清浄機

1-2.スマートセキュリティ

室内・室外・ゲート等にカメラを設置し、家の中の様子をスマホを通して見れるというものです。防犯の他に、ご老人や赤ちゃん、ペットの様子を見たり、外出中に配達の人と会話できたりで便利そうです。

下の列の丸いのがカメラ。左下のデバイスは、スマホを持っていない人向けの代わりもの

1-2.スマートミラー

専用の電動歯ブラシ、シェーバー、肌測定器を購入することで、鏡に各種情報を投影してくれます。歯磨きの結果(時間・どこをが磨けているかなど)、シェービングの結果(かけた時間・ゆっくり動かすほど上がるスコアなど)、肌の水分などです。化粧イメージもできて、そのモードにして顔を映すとすっぴんでも鏡の中は化粧した状態になり、メイクの助けになるとか。また、Youtubeも大画面で見れます笑。

一見ただの鏡に見えるが。。。
専用の電動歯ブラシから送られたデータが、鏡に表示される。青枠の箇所が磨き残しらしい。
肌の状態、シェーバーの使用履歴なども表示

1-3.ベビーテック

発想としては前述のホームセキュリティに近いです。赤ちゃんの様子をカメラとセンサで監視し、動きや呼吸、体温、室温をチェックし異常があれば検知・通知してくれます。写真は省略ですが、ベビーテックはこのほかにも自動搾乳機や胎児の心拍数を図ための妊婦のお腹に貼るウェアラブルセンサなどがありました。

赤ちゃんモニター用カメラ。ベッドなどに設置
スマホで様子をチェックできる。

2.ドローン系

空飛ぶ系のドローンはあまり進歩がなさそうです。そのほかの分野に着目してみました。

2-1.水中ドローン

ビート板みたいに両手で持って泳ぎます。動画見ましたがかなり早く移動できます、カメラも搭載されています。ダイビング好きとしては気になりますが、急に深くに潜ると気分が悪くなるので注意ですね。

2-2.垂直ルンバ

床ではなく、窓をきれいにするルンバ。窓から窓への移動は不可だそうです。今は家庭用向けだそうですが、将来ビルのゴンドラ窓清掃がなくなるかもしれません。

2-3.モバイル自動販売機

見た目が可愛い、無人の売り子です。専用のアプリをスマホに入れて、Uberのように場所を指定して呼ぶことができます。あらかじめ登録してあるクレジットで決済します。1つしか注文していないのに2つ取ると、きちんと検知して履歴に残るそうです笑。大学のキャンパスやオフィスでの使用を想定しているようです。

見た目がかわいい
冷蔵庫の機能はなさそう。夏暑くて冷たい水が飲みたいが、自動販売機まで歩くのが億劫、といった時こそ活躍しそうだが。

3.オフィス・学校の作業効率化

3-1.オフィスデスク

最近流行りだしている「立ち」ミーティングの流れでしょうか、まさか自転車をこぎながら働くデスクがあるとは。ほかにも、時間になると自動的に机が持ち上がり、座った状態から立った状態の作業に強制的に移行することで、気分転換を促す機能があります。ゆっくり持ち上がるので、コーヒーもこぼれないという実演がされていました。

事務なのか、ジムなのか

3-2.生徒の脳波測定

受講生にヘッドバンドをつけてもらうことで脳波を測定し、講師側で生徒の「脳の活性化具合」を図れるもの。全体平均も生徒個別の値もリアルタイムで見られます。「数学の話は皆興味を持っていたが、哲学の話のタイミングの時はそうではなかった」といったことがアンケートなしにわかるそうです。

脳の活性化度合いを縦軸に、時間の経過を横軸に、履歴を追うことができる

4.その他おもしろ

他にも気になったものをいくつか

4-1.ペット・テック

ペットのトイレにセンサーをつけて、排尿などの情報をトラッキングしてスマホで健康管理ができる。

ダジャレ、いいセンスだと思うんですが、アメリカでやるのはどうなんだ。

4-3.自宅ネイル自動化

自分は男なのでよくわからないですが、時間もかからないし安くできるなら、いいのかも。電動鉛筆けずりに指をつっこんでいるみたいでちょっと恐怖感があります。

4-2.滑空体験VR

これはやってみて面白かったです。ICAROSという空をグライダーで滑空する体験ができるVRグラスとマシン。商用が90万円、個人邸宅用の小さいのが20万円。

分かりにくいですが、後ろの緑が、VRの中で滑空している山の斜面です。

5.まとめ・感想

CESといえど、ものすごい斬新な新商品はあまりなくて、きちんとネットとかで情報集めていれば知っているものが大半でした。でもやっぱり会場の熱とか実際に触ってみることで見つけられる・得られる感動はやはりあって、”ライブ感”はあったと思います。もっと知りたいという好奇心が芽生えます。

大企業のブースは立派なのだけれど、スタッフはほぼバイトです。そして商品もどこかで見たことのあるものが多い。すでに市場に出ている商品を、バイトの人が形式通り説明する感じです。

一方でスタートアップはすごい。なじみの薄いうろダクトを、CEOとか、コアな技術者が前面に出て説明をしてくれるので熱量もあるし、どんな課題があるとか、他との差別化はなにかとか、開発が成功した背景とかを説明してくれる。必死にアピールしてきますし、話が面白い。ヒアリングする価値があります。(もちろんブースによりけりで、スタッフがずーっとスマホいじって座り、来訪者が来ても無視しているようなブースもあります。「CESに出展した」という事実だけが欲しいのかもしれません。)

日本人の来訪者もたくさんいましたが、写真を撮って終わり、観光客気分の人が多いなと感じました。英語が流暢である必要はないと思うのですが、やはりスタッフにガンガンヒアリングする姿勢がないと、ネットサーフィンと大差ないのかな。

あとは、韓国企業は見せ方・心のつかみ方うまいなと思いました。Samsung、LGのブースは、ドキドキさせられるというか、エネルギーを感じました。会場入り口のLGの曲面TVによるショーは、朝から晩まで何百人という人がカメラを構えて撮影をしていました。

コメント